ハイローオーストラリアのマーチンゲール法は、「勝つまで続ければ確実に利益を出せる手法」のため、実践しているトレーダーも多いです。
しかし、ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を行うと、口座凍結のリスクや資金を一瞬に溶かしてしまう可能性があります。
この記事では、ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を利用する危険性と、リスクを回避して活用する方法を解説していきます。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法の手法をしっかりと理解して、リスクの少ない取引を行いましょう。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法は禁止ではない
ハイローオーストラリアではマーチンゲール法の活用は禁止されていません。
マーチンゲール法とは、負けた際に次の取引で賭け金を倍にすることで、最終的に勝てば損失を回収できる手法です。
理論上はトレーダーが負けることがないため、マーチンゲール法を規制している業者も多いですが、ハイローオーストラリアでは利用することができます。
ただし、利用する際はいくつか気を付けておかなければならないことがあるので、正しく理解しておきましょう。
マーチンゲール法は禁止事項に記載なし
ハイローオーストラリアの利用規約には「マーチンゲール法の使用を禁止している」という記載はありません。
ただし、ハイローオーストラリアの規約には「ブラックボックス取引」に関する注意が記載されています。
ハイローオーストラリアでは、マーチンゲール法自体が禁止事項に明記されているわけではありませんが、ブラックボックス取引に関しては厳格に禁止されています。
頻繁にマーチンゲール法を使用しているトレーダーが口座凍結されたという噂も存在するため、実際に運用する際は慎重な判断が必要です。
マーチンゲール法は注文上限額により制限される
ハイローオーストラリアは、1回の取引注文金額の上限が20万円に設定されています。
そのため、マーチンゲール法で連敗が続くと、注文金額が上限に達してしまい、それ以上の賭け金を増やすことができなくなります。
たとえば、最初の取引で5万円を賭けた場合、2回目は10万円、3回目は20万円を賭けることになります。
3回目で既に上限に達し、次のステップでマーチンゲール法を継続できなくなるのです。
このように、上限額によって手法が制限されるため、マーチンゲール法での運用が難しくなることがあります。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を利用する際は、最初の注文金額を低めに設定するなど、上限に達しないような資金管理が大切です。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法をおすすめしない理由
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法をおすすめしない理由には、以下の6つがあります。
口座凍結するリスクがある
利用規約上はマーチンゲール法の使用が禁止されているわけではありませんが、過去にハイローオーストラリアでマーチンゲール法を頻繁に用いたトレーダーが口座凍結されたという事例が確認されています。
ハイローオーストラリアでは自動売買ツールやブラックボックス取引に関する規約が厳しく設定されており、不正行為が疑われると口座凍結の原因になります。
マーチンゲール法がブラックボックス取引とみなされて、口座凍結されるリスクがあるのです。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を使用するのは、口座凍結のリスクが高いのでおすすめできません。
初心者には資金管理が難しい
マーチンゲール法は負けるごとに賭け金を倍増させる手法であるため、大きな資金が必要です。
初心者は資金管理の経験が少なく、最初に設定したエントリー額が次第に膨れ上がり、自己資金に対するリスク許容度を超えてしまう可能性が高いです。
たとえば、最初に1,000円を賭けた場合、次に負けると2,000円、4,000円と増加し、数回の負けで大きな資金を投入せざるを得なくなります。
結果として、資金が尽きてしまうリスクが非常に高く、勝率が上がらない限り損失は早くなります。
資金が目に見えて減っていくと焦ってしまい、ギャンブルトレードになりやすくなるのです。
マーチンゲール法は大量の資金が必要
マーチンゲール法は連敗が続くと、短期間で賭け金が急激に増加します。
1,000円の取引を始めた場合でも、5連敗後には32,000円のエントリーを行うことになり、さらに10連敗した場合、エントリー額は50万円を超えます。
取引回数 | 投資額 | 必要資金 |
---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 2,000円 | 3,000円 |
3回目 | 4,000円 | 7,000円 |
4回目 | 8,000円 | 15,000円 |
5回目 | 16,000円 | 31,000円 |
6回目 | 32,000円 | 63,000円 |
7回目 | 64,000円 | 127,000円 |
8回目 | 128,000円 | 255,000円 |
9回目 | 256,000円 | 511,000円 |
10回目 | 512,000円 | 1,023,000円 |
つまり、マーチンゲール法を効果的に運用するためには、資金を100万円以上は用意しておく必要があるのです。
勝つまで続けることができれば損失を取り戻して稼ぐことができますが、先に資金が枯渇するリスクがあるため、かなり危険な手法ともいえるでしょう。
ハイローオーストラリアはペイアウト率2倍以下が多い
マーチンゲール法は、ペイアウト率が2倍以下の場合は勝っても賭け金の2倍を受け取れないため、損失を完全に回収できません。
たとえば、ペイアウト率が1.85倍の取引では、1回の損失を取り戻すために必要な賭け金がさらに増え、マーチンゲール法の効果が薄れます。
エントリー金額 | ペイアウト額 | エントリーの総額 | 利益 | |
---|---|---|---|---|
初回 | 1000円 | 1850円 | 1000円 | 850円 |
1 マーチン | 2000円 | 3700円 | 3000円 | 700円 |
2マーチン | 4000円 | 7400円 | 7000円 | 400円 |
3マーチン | 8000円 | 14800円 | 15000円 | -200円 |
4マーチン | 16000円 | 29600円 | 31000円 | –1400円 |
さらに、ペイアウト率が2倍以下で連敗が続いた場合は必要な資金が急激に増加し、資金管理が難しくなるだけでなく、リスクも大幅に高まります。
ペイアウト率が2倍以下の取引が多いハイローオーストラリアでは、マーチンゲール法は必勝法とはいえないでしょう。
エントリー根拠が薄い場面でエントリーしてしまう
マーチンゲール法は、損失が出た場合に次のエントリーを急いで行う傾向があります。
相場の状況やテクニカル分析による明確な根拠が欠けた状態で取引を行うと、その分リスクが高まります。
たとえば、ストキャスティクスが70以上でヒゲのない大陽線が確認できた場合、逆張りのローエントリーを選択することがあるでしょう。
初回のエントリーで負けた後、次足ではローソク足が小さく上ヒゲが出現している状況だと、通常であればエントリーに適さないポイントです。
それでもマーチンゲール法では勝つまで追いかける必要があるため、根拠が薄くなった場面でもエントリーしてしまうことがあります。
このように、エントリー根拠が薄い場面でエントリーしてしまうと、勝率が低下するだけでなく、大きな金額を賭けることになり資金を失うリスクが上がるのです。
トレンド相場でのエントリーは連敗が続く
ハイローオーストラリアでは、逆張り手法を用いるトレーダーが多いです。
一方向に強いトレンドが発生すると、価格が止まらずに上昇または下降し続けるため、逆張りでは負けが続きやすくなります。
マーチンゲール法では、1回負けるたびに次のエントリーで賭け金を倍にして損失を取り戻すことが狙いですが、トレンド相場ではその手法が裏目に出るのです。
例えば、強い上昇トレンドの中で逆張りのローエントリーを行い、1回目の取引で負けたとします。
次の取引でもトレンドが続いている場合、根拠がないままに再度エントリーし、さらに倍額を賭けて負けることになるでしょう。
連敗が続けば短期間で資金が尽きるリスクが高まるため、マーチンゲール法の使用はおすすめできません。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を活用するコツ
ここからは、ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を活用するコツを3つ紹介します。
ハイローオーストラリアのマーチンゲール法のリスクを最小限に抑えて、上手に取り入れていきましょう。
最低金額の1,000円からスタートする
マーチンゲール法は、初回から高額を賭けてしまうと、すぐに資金が尽きてしまうリスクがあります。
たとえば、5,000円からスタートすると、3回連続で負けた場合、賭け金が4万円に達して上限金額に近づきます。
一方、1,000円から始めておけば資金がより長く持ち、最大で8回までエントリーが可能です。
初回が1,000円であれば損失も比較的少なく、メンタル的な負担も軽減されるでしょう。
マーチンゲール法は5回を上限にする
ハイローオーストラリアでは最大で8回まで取引が可能ですが、負けが5回以上続いた場合、資金が減るリスクが急激に高まります。
たとえば、マーチンゲール法で1,000円からスタートして5回連続で負けた場合、最終的な賭け金は16,000円となり、合計で31,000円の損失が出ることになります。
取引回数 | 購入金額 |
---|---|
1回目 | 1,000円 |
2回目 | 2,000円 |
3回目 | 4,000円 |
4回目 | 8,000円 |
5回目 | 16,000円 |
6回目 | 32,000円 |
7回目 | 64,000円 |
8回目 | 128,000円 |
さらに、8回連続で負けると合計損失額は255,000円に膨らみ、資金が大幅に減少してしまうのです。
5回でやめておけば3万程度の損失で済むので、マーチンゲール法を使う場合は5回を上限に設定しておくといいでしょう。
マーチンゲール法で必要な資金と利益を計算しておく
マーチンゲール法は、負けるたびに賭け金を倍にするため、連敗が続いた場合に必要な資金が急速に増加します。
取引回数 | 購入金額 | 必要資金 |
---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 2,000円 | 3,000円 |
3回目 | 4,000円 | 7,000円 |
4回目 | 8,000円 | 15,000円 |
5回目 | 16,000円 | 31,000円 |
6回目 | 32,000円 | 63,000円 |
7回目 | 64,000円 | 127,000円 |
8回目 | 128,000円 | 255,000円 |
1,000円からスタートし8回連続で負けた場合、合計で255,000円の資金が必要となります。
マーチンゲール法を使う場合は、必要な資金と勝った場合の利益を事前に計算しておくと安心です。
たとえば、1,000円の購入金額でペイアウト率が1.95倍の場合、利益は以下のように計算できます。
このように、具体的な利益と必要資金を把握することで、リスクをコントロールしながらマーチンゲール法を活用することができます。
ハイローオーストラリアはマーチンゲール法よりパーレー法がおすすめ
ハイローオーストラリアではマーチンゲール法よりもパーレー法を活用するのがおすすめです。
ここでは、マーチンゲール法よりパーレー法がおすすめの理由を詳しく解説します。
パーレー法は破産する確率が圧倒的に低く低資金で取引できる
マーチンゲール法は負けた際に賭け金を倍にするため、連敗が続くと資金が急速に減少し、破産リスクが高まります。
一方、パーレー法は勝ったときにのみ次の取引で賭け金を倍にするため、元手資金を保ちながら効率よく利益を伸ばせるのです。
1,000円から取引を開始し、パーレー法を用いて連勝した場合、勝ち続けるたびに賭け金が倍になり、最終的に大きな利益を得ることが可能です。
連勝数 | 連勝率 | 損益 |
---|---|---|
1連勝 | 50% | 1,950円 |
2連勝 | 25% | 3,803円 |
3連勝 | 12.5% | 7,416円 |
4連勝 | 6.25% | 14,461円 |
5連勝 | 3.125% | 28,199円 |
また、負けた場合でも、元の資金はそのままで損失は最小限に抑えられるため、破産するリスクは圧倒的に低くなります。
ハイローオーストラリアで稼ぐためには、「資金が無くなって市場から退場」を防ぐことが重要です。
少しでも破産リスクを減らして稼ぐためにも、マーチンゲール法ではなくパーレー法を活用しましょう。
ハイローオーストラリアのマーチンに関するよくある質問
ハイローオーストラリアのマーチンゲール法に関するよくある質問に回答していきます。
ハイローオーストラリアでマーチンを上手に活用しよう【まとめ】
この記事では、ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を利用する危険性や活用法について解説してきました。
ハイローオーストラリアではマーチンゲール法を活用するのは規約違反ではありませんが、以下の理由でおすすめできない手法です。
ハイローオーストラリアでマーチンゲール法を利用する場合は、リスクを理解した上で取引するようにしましょう。
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